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プロフィール |
Author:みやびつづる
エロマンガ家 現在主にワニマガジン社の『快楽天』にて活動中
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事件? |
 ↑CLIP PAINT Lab 習作その1 初見落描き。
 ↑CLIP PAINT Lab 習作その2 セカンド落描き。 仮面ライダーショーに夢中な息子に気づかれないように 浮気相手のC学生の少年に尻を差し出す主婦。
二つとも下書きから CLIP PAINT Lab でやってみた。 俺、デジタルで下描きするとなんか絵が変なんだよなぁ。生気が無いっつーか。
というワケで、上記(↑)の状態からからしばらく経過したあと ・下描き(アナログ) ↓ ・スキャンして取り込み ↓ ・ペン入れ(CLIP PAINT Lab) ↓ ・書きだして、後の作業を ComicStudio
で、描いたのがこれ↓

デジタル下描きよりはいい、と思う。
セルシス製の新しい描画エンジンの試作アプリ(?)『CLIP PAINT Lab』をダウンロードして触ってみた。
『SAI』っぽい、というのが第一印象。 同社の『Illust Studio』は触ったことがないのでそれとは比べられない。 Macネイティブで『SAI』が使える!みたいな位置づけのアプリに育ってくれると個人的には嬉しい。
掲示板で教えてもらったのでアニメの『X-MEN』を見てみた。 あー、榊原良子様ボイスのキャラだー。 罵られたいなあ…(*´д`*)ハァハァ
相変わらずマッドハウス作画は顔が濃いな。アメコミっぽいっちゃあぽいけど。
ウォーキングで近所の公園に行ったら、なんかの祭りを開催中。仮面ライダーショー的な何かをやってたので、ミニスカの司会のおねいさんと観客のママさん達をしばし眺めるフリをしたり。フリですよ。
出店もたくさん出てて、射的やヒモ引っ張るヤツの景品に PS3があった。子供から見たPS3って「親に買ってもらうには優先順位が低いけど、景品で当たるなら欲しいかも」くらいの位置づけなんだろうな。俺が子供の頃で言うファミコンロボみたいなモノかね。
先日、実家に行ってきまして。まあ、親戚に会ったり安否を聞いたり拝んだり焼香したり坊さんのありがたい話を聴いたりして来ました。
ついでに名取の友人宅に寄って、地震で派手にぶっ壊れた蛍光灯の下で酒を飲んだりしました。居間のテレビが落ちて壊れたので買い換えたとか言ってた。まあ元気そうでなにより。
ユニクロで買った『SILKY DRY』の下着に 「着ているのを忘れる、なめらかな肌ざわり。着心地ゼロインナーです。」 と書いてあるのを見て 「それ一歩間違うと【馬鹿には見えない服】みたいだなー」と思い、エロマンガのネタにならないかなーとちょっと考える俺。
・コンビニコミック・俺たちのフィールド(12) ・とめはねっ!(8) ・竜の学校は山の上 他、いろいろ購入。 『竜の学校は山の上』は実家に帰ったとき、新聞(朝日か読売)で紹介されてたのを見て興味を持った。 好き。
先日のことなんですけどね。
夜中の午前3時半くらい(TBSラジオのJUNKが終わってちょっとした後)に、外の自販機に行こうと思ったわけですよ。俺の部屋は建物の三階。玄関を出て非常階段を降りようとしたら……真下の駐車場の隅、停めてある俺の自転車の所になにやら人影が。午前3時半、夜明け前のいちばん暗い時間帯。深夜の住宅街は外灯の明かりがあるくらいで家々の窓は真っ暗で静まり返っています。この状況で俺の自転車にゴソゴソなにかしている人影が。
(不審者だ!)
怖いのでしばらく観察することにしました。
ちなみに同じ場所で自転車を盗まれたことが一回。(後に河川敷で発見。近所の交番に取りに行った) あと、ちょっと前まで、たぶん待ち合わせでもしてるスクーター小僧どもが深夜の駐車場でタムロしてる事があって、その時は自転車のカゴにゴミを入れられた経験がありました。(証拠はないけどたぶんこの小僧どもが入れたと俺は思っています)
閑話休題。 不審者は俺の自転車のカゴのところでなんかゴソゴソやってます。暗闇かつ俺は三階の非常階段(ほぼ真上)から見下ろしてる状態なので性別や人相はわかりません。帽子をかぶり(例えが古いけどノッポさんみたいな帽子)、暗い色のジャンパー(短いコート?)とズボン姿。なんか手提げ袋を持っている。
2,3分ほど眺めていましたが(←できればこのままどっか行ってくれないかなぁ、と思っています)とりあえずどうしようか思案して……部屋からデジカメ持ってきて現場を記録しました。それはもうフラッシュ焚きまくってバッシャバッシャ撮りまくり。何かあったときの証拠作り。ってゆーかこんだけフラッシュ焚いてるんだから気づくだろ普通。(←そしてそのまま逃げて行って欲しい、と思っています)
ところがどっこい、不審者は逃げません。フラッシュには気付いたらしく周囲をキョロキョロしています。でもまたすぐに俺の自転車の側でゴソゴソ。駐車場が面している道路をたまに車が通りますが、車のライトに照らされそうになるとスイッと自転車から離れて、車が通り過ぎるとまた自転車に寄って行きます。
さすがにムカツイて来ました。(←遅い)
でも近くに寄ってくのはまだ怖い。(だってあからさまに深夜の不審者なんだもん)なので非常階段から威嚇気味に怒鳴ってみました。
「なにやってんだゴルァ!」的なカンジで。
そしたら不審者、驚いた様子でキョロキョロしています。やっと俺に気付いた模様。暗くて顔はよく見えません。ですが不審者は逃げるてもなくフラフラ、ウロウロしています。なんかブツブツ呟いてますよ。超怖ぇー((;゚Д゚)ガクガクブルブル
その上、まだ俺の自転車から離れようとしません。これはもう、殴ってもいいんじゃないかなーなどと思いながら駐車場に降りる俺。
「俺の自転車に何やってんだ」「写真撮ったぞ警察呼ばれたくなきゃ謝ってからとっとと失せろボケェ。」的なことを怒鳴りながら近づいてみます。(あくまで「的」なカンジね。もっとソフトな言い回しですよ俺は。)と言っても、ある程度の距離は保ちます。最悪刃物とか出されたらソッコー逃げる心構えで。
そしたら。やっと不審者の人相がわかりました。
老人の女性です。平たく言うとおばあちゃんです。年は70前後くらいに見える。 俺の「何してんだ」に対して「雨が降ってきたから自転車で帰ろうと思って…云々」をブツブツ言っています。
俺「いや、これ俺の自転車だから。」
老婆「ううん、これ私の。」
俺「いやいや、俺のだって。ほらカギ。チェーンロックでフェンスに繋いであるし。あんたカギ持ってないだろう?」
老婆「ええ?うう~ん……」
この時点では俺は、目の前の老婆がしらばっくれていると思っています。なんかしきりに手提げ袋をゴソゴソやってるのにも警戒しています。果物ナイフの一本くらい隠し持ってる可能性を忘れません。逆上した老婆に刺されるとか真っ平御免です。
俺「家は何処?この近く?」
老婆「うん、近く。」
俺「家族は?電話番号は?」
老婆「わたし一人暮らし。独身。エヘヘ。」
ううん?なんか気づいてきましたよ俺。 なんかこの老婆、コドモみたいな笑い方っつーか…無邪気というか…険が無いというか…フワフワしてるっていうか…。
老婆はフラフラ歩いて、今度は駐車場に停めてある大家の車に近づくと窓ガラスに顔を付けるようにして中を覗きこんでいます。
俺「どうやってここまで来たの?歩いて?」
老婆「ううん、車で。この車で」
今度はまた別の車の中を覗き込みながら答える老婆。そんなワケねー。だってその車の持ち主、俺知ってるもん。おいおいガラスに顔を付けるな。防犯システム作動するんじゃないのそれ。(←最初とはうってかわって、何かに気づいて優しく接する俺)
俺「誰が運転してきたの?」
老婆「男の子。」
俺「その男の子と二人で来たの?」
老婆「ううん、もうひとり彼女と。車もう1台で。」
俺「それは誰なの?家族じゃ無いんでしょ?」
老婆「雨が降ってたから車で来たの。6時くらいに。」
俺「家に自分で帰れる?家はわかるの?」
老婆「自転車で帰る。雨降ってきたから。」
俺「………。(だからそれは俺の自転車だって…)」
微妙に会話が咬み合わない。6時っていつの6時だ。今は午前4時前だぞ。
その後しばらく会話を続けてみました。すれ違いまくりでしたが。 老婆はずっと駐車場の車の内部を覗いてウロウロしています。ううむ、どうしたもんか…。深夜にコミュニケーションの難しい老婆をほっぽっていいもんだろうか…。
しょうがないので通報しました。警察です。
オペレーターのおねいさん「110番です 事件ですか事故ですか」
俺「深夜に不審者を捕まえてみたら徘徊老人っぽいんですが、どうしたらいいですかね?」
状況を説明したところ、すぐに警官を送るとのこと。「警官が行くまであなたはそこに居られますか?」と言われたので、はい、と答えて、警官が来るのを待つことに。相変わらず老婆は駐車場の車のガラスにベタベタ手を顔を付けて歩いてるのでそれを止めさせるように話かけて時間を稼ぎました。
すぐ、と言いつつ5分から10分は経過したんじゃないか。徐々に夜が明けて、明るくなってきた頃にパトカーがやって来ました。パトランプは付いてますがサイレンは鳴らしてません。警官が二人降りてきます。
警官「通報したのはあなたですか?」
はい、そうです。 一人の警官に状況説明と、俺の住所、氏名、年齢、生年月日、職業、等々を答える俺。(ちなみに職業は“イラストレーター”と答えてみた。嘘ではないな!)もう一人の警官は老婆の方に話を聴いている。警官と老婆のやり取りを遠目に観察してみた。うむ、やっぱり咬み合って無いな。
その後、被害の有無(自転車と、他の車に何か悪さをしてましたか?)を警官に聴かれて「僕が見てる限りでは無いようです。」みたいなことを答えた。警官がパトカーに戻ってなんかやってる。警官同士で「出てた?」「いや、出てない。」というようなやりとりをしてた。たぶん捜索願いとか家出人の届け出の類だと思われる。
しばらくして警官が「お婆さんの話がちょっとわからないので、とりあえず警察署に連れて行って保護します。ありがとうございました。」と言って、パトカーに乗せて行くことに。
「ご苦労様です。あとはよろしくお願いします。」と礼をして、俺はパトカーを見送りました。
もう夜が明けていました。
ああ、最初に背中蹴っ飛ばさなくて良かった。
職務質問童貞より先に110番通報を経験するとはなぁ…。
後になってから、通報したのが適切な対応だったのかなーと考えたりします。これが田舎の実家だったら、近所の人はだいたい顔知ってるし、通報も地元の警察署か交番にしたんだけどねえ。
まーとにかく、変化の乏しい俺の生活に起きた久々の事件だったので、ちょっと長文ですが日記に残しておくことにしました。面白いオチを期待した人にはごめんね。
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